腫瘍免疫と免疫チェックポイント阻害薬の将来展望

腫瘍免疫関連の医療関係者です。主に癌や免疫などの研究に従事しています。近親者を癌でなくして依頼、研究を進めています。様々な癌における将来展望、現時点での方向性などを研究者観点で書いていきます。主に自分の忘備録ですが、癌と向き合っている方々への情報発信の場となればいいなと思っています。このブログで取り上げている内容はまだ日本で治療を受けることが出来ないものなども含まれますのであくまで今後の展望を見る、またはニュースとしてご覧になってもらえればと思います。

2020-02-16から1日間の記事一覧

ASCO-GU2020 mUCにおけるenfortumab vedotin+Pembrolizumabの驚異的な効果(PhaseⅡ)

ASCO-GU2020も最終日です。 今年は結構面白そうな演題がたくさん。 その中でもひときわ目立っていたのがこの演題。 Bladderの2ndLineで免疫チェックポイント阻害剤のPembrolizumabが使える状況ではあるが、その治療効果はとても満足のいくものではない。 そ…