腫瘍免疫と免疫チェックポイント阻害薬の将来展望

腫瘍免疫関連の医療関係者です。主に癌や免疫などの研究に従事しています。近親者を癌でなくして依頼、研究を進めています。様々な癌における将来展望、現時点での方向性などを研究者観点で書いていきます。主に自分の忘備録ですが、癌と向き合っている方々への情報発信の場となればいいなと思っています。このブログで取り上げている内容はまだ日本で治療を受けることが出来ないものなども含まれますのであくまで今後の展望を見る、またはニュースとしてご覧になってもらえればと思います。

2020-02-18から1日間の記事一覧

腎細胞癌におけるNivolumab+Ipilimumab併用療法で3年半の生存率が50%超え!

ASCO-GUで発表になった、腎細胞癌におけるNivolumab+Ipilimumabの治療が当時、標準治療だったSunitinibに対して42ヵ月時点でのOSで勝っていたという発表がOralでされていた。 その内容がBristol myers squibb社のプレスリリースでも大々的に出ている 腎細胞…